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喘息持ちです。 普段薬は飲んでいますが、出先で突然息が「ゼーゼー」苦しくなった...

喘息持ちです。
普段薬は飲んでいますが、出先で突然息が「ゼーゼー」苦しくなったらどうしたら良いでしょうか?

前に列車の発車時刻が迫り走ったら、乗ってから苦しくてたまりませんでした。


- 回答 -
喘息専門医を受診するのがベストの選択です。吸入器には一時的に発作などの症状を軽くする気管支拡張薬などのほかに、喘息の原因を少しずつ取り除いていく吸入ステロイド薬があります(どちらも医者の処方箋が必要です)。気管支拡張薬の吸入器はいざというときのために必要ですが、それだけでは喘息は良くならず、逆にもっと悪くなっていって取り返しのつかない事態を招きかねません。今からきちんと受診して吸入ステロイド療法を始められることをお勧めします。

喘息は慢性の病気です。風邪などの急性の病気と違い、発作が収まっても治ってはおらず、何かのキッカケがあればまた発作が出ます。喘息の完治は難しいと言われていて、発症すると普通は死ぬまで治りません。小児喘息は治るというのは迷信です。大人になって抵抗力が出ると症状が一時的に消えることがあります。それで治ったと勘違いするだけです。小児喘息だった方が大人になって症状が出なくなったものの、しばらくして再発したケースは沢山あります。

喘息の原因は気道の内側の粘膜に発生する慢性的な炎症です。この慢性炎症は様々なことがキッカケで出ます。身体が極端な防御反応を起こして炎症ができてしまうのです。一旦その炎症ができてしまうと、ストレスを感じたり走って息切れしたり急に冷気を吸い込んだりするだけで炎症部分が刺激されて気道粘膜がむくみ、痙攣し、気道が狭くなって呼吸困難になります。発作のとき喉がヒューヒュー、ゼーゼーするのは気道が狭くなって空気の流れが阻害されるからです。咳が出るのは、吸い込んだ異物を外に出すためと狭くなった気道に絡まった痰を取り除くためです。大発作になれば非常に危険です。小さな発作でも、繰り返すことで気道粘膜の炎症がさらに刺激されて悪化し、やがて大発作を起こすようになります。

喘息によって亡くなる方は日本で年間2,000人前後にも上ります。その多くは軽症患者です。軽症だからと治療を受けていなかったり、発作のときに気管支拡張薬で一時凌ぎばかりしていたような人が突然の大発作に対応できなくて呼吸困難で死亡するのです。以前は年間7,000人前後も喘息で死亡していました。減ってきたのは吸入ステロイド療法が普及したためです。

満足な治療をしないまま長く喘息を患ってきた患者が沢山います。そういう方たちは発作が出ても我慢する習慣が身に付いてしまい、そのうちに狭い気道でも普通に呼吸できるようになります。喘鳴が周囲に聴こえるのを嫌う患者が多いので、喘息患者の多くは喘鳴が聴こえないで済むような呼吸法をいつの間にか身に付けます。すると喘鳴を聴き取りにくい状態になる上、血中の酸素量にも異常がなくなるケースも出ます。喘息患者は空気の薄い高地で暮らしているようなものなので、その環境に身体が慣れてしまうわけです。そうなると自分でも自覚症状を感じなくなり、医師でさえ喘息と診断するのが難しくなります(化学物質過敏症や慢性気管支炎、逆流性食道炎と誤診されることや、喘息でも何でもないから治療は何も必要ないと言われるケースも多い)。それで誤診され、治療しないまま暮らしているうちに大発作に見舞われ死亡するというケースも後を絶ちません。

吸入ステロイド療法は吸入ステロイド薬とピークフローメーターという器具を使用して行う治療法です。吸入ステロイド薬はステロイドですが、内服や点滴のステロイドと違って副作用のほとんどない薬なので子供でも安心して使用できます。ピークフローメーターは毎日朝と晩に「フッ」と吹くだけの小さい器具です。それで出た値をピークフロー値といい、ピークフロー値は自分の気道の狭さを客観的な数値で表しています。この数値が下がれば危険、高い値で安定していれば治療はうまくいっているということになります。

吸入ステロイド薬で気道粘膜の慢性炎症を鎮めておけば、息苦しさや喘鳴などの軽い発作から大発作に至るまで、喘息の諸症状をほぼ抑えることが可能です。

吸入ステロイド薬には沢山の種類があり、長時間持続する気管支拡張薬との合剤も出ていて、吸入ステロイド薬だけでは気道炎症を鎮められない重症の方でも、普通の人とあまり変わらない日常生活を送れるようになっています。

詳しい情報を知りたい方は『宮川医院』( http://www6.ocn.ne.jp/~miyagawa/ )や『Zensoku Web』( http://www.fsinet.or.jp/~aichan/index.htm )を参考にして下さい。

(この記事は「Yahoo知恵袋」より引用させて頂きました)

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